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伝わる「高い声・大きな声」を出すための優先順位とその方法(序)

喉を気にする女性
ボイストレーナーの浜渦です。
高い声、良い声、大きな声が出したい。
でも出ない。
そんな方は大変多いです。
そもそも、なぜ良い声、高い声を出したいと思うのでしょうか。
これまでも書いてはきたのですが、これから何回かに分けて、使える・伝わる本当の高い声と、自然で美しい声のシステムと、手に入れ方を浜渦メソッドに則って解説していきたいと思います。
答えだけ簡単に書けよと思われるかもしれませんが、残念ながら簡単に書けるものではありません。
声という「結果」にたどり着くまでの、前提として知っておいていただきたいことがたくさんあるからです。
これから書いていくことを守れば、高い声や大きな声だけでなく、音痴も自然に矯正され、歌唱力、演技力など表現力全般が向上します。
逆に言えば、それらが一緒に向上しない声は、どんなに立派でも「ただ出ているだけの伝わらない声」である可能性が大きいと思ってくださいね。

声は精神と体のバランスの結果


声は、現在の体と精神のバランスの結果とも言えると思います。
そのバランスが取れていると、自然な声という「結果として」現れるわけです。
その結果を聞いた人間は、それが素晴らしいと感じる。
そしてその結果を欲しがるわけです。
しかし、結果には当然プロセスがあります。
そのプロセスをなくして、結果はついていきません。
いや、擬似的にと言いますか「結果を真似る技術」というものがあります。
その技術を使うと、一応はそれなりに高い声が出るようになります。

しかし、ここにきて多くの方が気づきます。
「高い声さえ出れば楽しくいろんな歌が歌えるようになると思っていたのに…」
つまりは、その高音は出ているだけで、使えるものではないということです。
一応、歌える歌は増えるかもしれません。
しかし、それは絵の具の色は増えても、筆が全く追いついていない状態。
いや、もっと言えば、想いが筆に乗っていない。
想いとは描きたいものという想いであり、36色の絵の具セットが欲しいという想いではありません。
さらに想いがあっても、キャンバスがなければ描けません。
かくして、たった一色でも、伝わる絵を描く人もいれば、たくさん色は持っていても、まったく使いきれない人も出てくるわけです。
いや使い切ってはいるけれども、小さなキャンバスに、想いのない高い声という色を、ちょこちょこ描いている。
はっきり言えば「せこい」高い声を出しているわけです。
昨今のボイストレーニングは、論理的ではあるけれど、このスケールの小さい「伝わらない」高い声が蔓延してしまっています。
私はそういう表現から離れたものはやはりお渡したくないのです。


声という結果までのプロセスを知ろう


結局、どんなキャンバスに何を描きたいのか。
その手段として筆と絵の具があるはずです。
いくら大きなことを言っても「地球というキャンバスに宇宙を描く」ということは破綻していますね。

声でいうと
●キャンバスは空間(体を開く力で作ります)
●描くものは表現したい想い(体を閉じる力で作ります)
●筆は呼吸(上記の二つのバランスが取れれば自動的に腹式呼吸となって現れます)
ここまでは見えません。
大切なのはここまでの優先順位です。

空間の広さ(体の外側)>表現したい想いの強さ(体の内側)>呼吸

これが正解です。
多くの方は、声は呼吸から。だから呼吸法を、、、となってしまい。
ここから抜け出せず、あっというまに10年20年と経ってしまいます。
そして優勢ん順位の最後に来るのが…
●絵の具という声(上記の3つを)
見えないものばかりです。
かろうじて呼吸音が聞こえ、最後に「結果」の声が聞こえます。

この順位がなぜ大切かと言いますと、人は心から驚いたり、悲しんだり、怒ったり、つまりこころから感動した時に、この順番で体が動作するようにできているからに他なりません。

歌においてはその中でも声は目的ではなく想いを表現する手段に過ぎないのです、
さらにそのあとん歌詞やリズム、音程というものが続きます。
(この優先順位をいかにして作るかを研究解析したがボイトレ
法が浜渦メソッドです。)

今後の更新予定


いかにこの優先順位をどのような方法で作るか、どういう時に破綻するか、どういう人ができているかなどを順次解説していきます。
今回は、まず声や音程やリズムの正しさなどは表現の目的・結果に過ぎないことをしっかり覚えておいてくださいね。
ここにとらわれると、音痴は治りませんし、発声練習も、表現の為ではなく、発声練習のための発声練習となってしまいます。
次回もよろしくお願いします。

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